book

『このミステリーがすごい! 2010年版』

ミステリは読まないので『このミス』もいつもは買わないのだが*1、座談会に新井素子さんの名前が出て来るというブログの記事を目にしたので買った。P.81から「このミス座談会」が掲載されており、P.95の「各協会の理事長事情」の項に日本SF作家クラブの会長…

宇野常寛・更科修一郎『サブカルチャー最終審判 批評のジェノサイズ』。

『サイゾー』で連載されていた対談の書籍化。「マンガビジネス崩壊寸前!」の章、「「原田知世症候群」に侵される、中年オタクたち」の項P.59に新井素子さんの名前が出て来る。事情がよく判らないんだけど、この二人はある年代の共通した趣向を持った人たち…

小飼弾『空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法』。

自己啓発本。巻末に「小飼弾が選ぶ最強の100冊+1」というリストが載っていて、その中に新井素子さんの『グリーン・レクイエム/緑幻想』が入っている。一文解説では、 未熟は魅力。 と書いてある。言葉の意味はよくわからんがとにかく新井素子さんのファン…

東雅夫・石堂藍編『日本幻想作家事典』。

一家に一冊置いておきたい事典だが、7,600円+消費税となかなか結構なお値段なので自腹では買うことができず図書館にお願いして入れてもらった。SF、ファンタジー、純文学、児童文学、ライトノベルと様々なジャンルより「幻想文学」を著した作家を網羅・解説…

続報:タイトルは『もいちどあなたにあいたいな』で確定。

昨日(id:akapon:20091204#p1)の続き。 仕事帰りに図書館によって『波』12月号を確認してきた。P.106の「編集室だより」(編集後記)のページの下段に新潮社の2010年1月刊行予定リストがあった。おお、確かに新井素子さんの名前がある。タイトルは『MOE』の…

新井素子さんの新作小説は1月20日発売……らしい。

昨日の日記(id:akapon:20091203#p2)の続報。 仕事がなかなか終わらなくて『波』を常備している図書館に行けず、仕事帰りに5軒回った本屋にはいずこも『波』12月号がなく、結局情報は確認できず。しかし帰宅して『MOE』2010年1月号に掲載された新井素子さん…

新井素子さんの新作が2010年1月発売……らしい。

mixiの新井素子コミュで教えてもらったんだけど、新潮社のPR誌『波』12月号に掲載された1月刊行予定の本の中に新井素子さんの新作があったらしい。タイトルは『もういちどあなたにあいたいな』。これは、ホラー……なんでしょうねえ。タイトルがひらがなだけ、…

森雅裕『化粧槍とんぼ切り』。

真田信之が出てくるというのをネットで知り、図書館で借りた。本多忠勝の娘で真田信之に嫁いだ稲姫(小松殿)を主人公に、関ヶ原前夜から大坂の陣の後大名に粛清の嵐が吹いた頃までを背景にして本多家、真田家の人々の動静とそれを取り巻く人々の人間模様を…

ロバート・A・ハインライン『夏への扉』(小尾芙佐訳)。

8月に出た新訳版を読んだ。初めて読んだのは中学生の時でそれ以来何度も読み返したが、最後に読んだのは大学の時だったかなあ。20年ぶりに読んでも、面白さは全く色褪せないね。新訳も違和感なくてよかった。が、「おそうじガール」より「文化女中器」の方が…

大森望『狂乱西葛西日記20世紀remix』。

16日の日記(id:akapon:20090916#p2)の件。本日読了。新井素子さんの名前は2ページ・3箇所に登場していた。他に今関あきよし絡みで「グリーン・レクイエム」のタイトルが登場。登場箇所をページ順に抜き書きしてみる。 まずP.172、1997年5月15日(木)の日…

『狂乱西葛西日記20世紀remix』に新井素子さんは登場するか。

うちの店に入荷はなかったのでe-honで注文したものを今日受け取った。大森望が1995年から続けるweb日記から記事を抽出してまとめた本で、SF&ミステリ業界人が多数登場する。で、「大森望のSFページ」の登場人物(だいたい)一覧を見ると新井素子さんの名前…

『SF本の雑誌』(別冊本の雑誌15)。

7月1日に発売された本。購入したのは7月8日。『本の雑誌』に掲載されたSF関連記事を中心に、独自の「オールタイムベスト100」、コラム、円城塔や椎名誠のSF小説、とり・みきの漫画などSF成分満載の本である。記事の中に新井素子さんの名前が登場してくる箇所…

原作・小松左京/文・新井リュウジ『復活の日』。

小松左京の超傑作SFを新井リュウジ(旧ペンネームはあらいりゅうじ)が子供向けにリライトした現代版『復活の日』が刊行された。「人類滅亡の危機との闘い」というサブタイトルがついている。ポプラ社の「TEENS' ENTERTAINMENT」という叢書の一冊で、発売さ…

中島梓『小説道場』I・II。

中島梓(栗本薫)が『JUNE』で連載していたコーナーを書籍化したもの。読者が投稿してきたJUNE小説(今風に言えばボーイズラブ小説ですな)を道場主である中島梓が批評し、お眼鏡に適ったものは門弟としてビシビシしごいていこう、という主旨である。批評家…

池波正太郎の『真田太平記』を読んでいる。

「やる夫が徳川家康になるようです」を読んで真田昌幸・信幸・信繁親子*1に興味が湧いたので読んでいる。簡潔にして歯切れのいい文体が非常に読みやすく、内容の面白さと相まって厚い文庫本なのにするすると読める。先が気になって仕方がない。現在4巻の途中…

柳田理科雄『空想科学読本7』。

自店で購入。素研の雑談掲示板で凪さんに教えてもらった本。新井素子さんの「グリーン・レクイエム」がネタとして取り上げられている。「こんな質問が!」の第36項で、本書のイラストを担当する近藤ゆたかからの「柳田さん、髪の毛で光合成ができるとして、…

『最後のパレード』売り切れ。

著者も出版社も盗用を認めているのになぜか回収などの措置を全くとらない『最後のパレード』。相変わらずベストセラー街道を驀進中である。休み前には店頭に数冊あったのに今日出勤したらなくなっていた。売り切れたらしい。盗用が発覚してすぐ、サンクチュ…

有川浩の小説は面白い。

本になった作品は全部読んでいるが今の処全部面白い。ここまでで一番好きなのは、強いて挙げれば『海の底』かなあ。もちろんそれぞれの作品にそれぞれの味があって甲乙は付けがたいのだが。 その『海の底』は今月25日に文庫版が角川文庫より発売される。6月…

小谷野敦『美人作家は二度死ぬ』。

自店で購入。あまり食指は動かなかったのだが、遠く離れた図書館にしか置いてないし、需要の無さそうな本を住民の血税を使って近隣の図書館で購入してもらうのも気が引けたので自費で買った。表題作とともに収録された「純文学の祭り」という短編小説に新井…

岡本螢『江戸風味四葉彩』。

ネット古書店で購入。ラジオドラマ『二分割幽霊綺譚』のシナリオが収録されている。著者は脚本家・劇作家・漫画原作者で、新井素子作品の脚色を多く手掛けている。カセット文庫版の『星へ行く船』やラジオドラマの『ひとめあなたに…』『絶句』『いつか猫にな…

"Eminent Victorians"。

id:akapon:20090211#p1の件。あの言葉は"Eminent Victorians"の序文に記されたものであることが判った。原文を記す。 Human beings are too important to be treated as mere symptoms of the past. They have a value which is independent of any temporal…

『作家と遊ぼう! ミステリーカレッジ メモリアルブック』。

新井素子掲示板でN/Aさんに教えてもらった本。amazonで購入、本日到着。2007年11月11日に立教大学*1で行われた日本推理作家協会設立60周年記念事業「作家と遊ぼう!ミステリーカレッジ」のメモリアルブックである。新井素子さんも推協の囲碁同好会メンバーと…

SFマガジン編集部編『SFが読みたい! 2009年版』。

毎年恒例『SFが読みたい!』が2月10日に発売された。記事より新井素子さんの名前を拾ってみる。 P.30、山本弘インタビュウ「より良い未来を残すため、僕にできる唯一のこと」(インタビュアー・構成/前島賢)の山本弘の発言から。 初めて投稿をしたのは高校…

吉本たいまつ『おたくの起源』。

現在のおたく文化を決定づける「おたくジャンル」は、どのように成立したのか。SF,同人誌即売会、投稿雑誌の成長から、おたく文化の根元と成立を探る。 と帯に書かれている。自店の棚で見つけたので新井素子さんの話題が取り上げられているかと思って読ん…

栗本薫『ヤーンの選択』グイン・サーガ第125巻。

イシュトヴァーンは本当にしょうがない奴だと呆れながら読み終わろうとした時、最後の部分に書かれていたエピソードに目が釘付けとなる。そうか、とうとう『七人の魔道師』まで来たか。「グイン・サーガ」30周年の今年、125巻目にして、ようやく当初の目印ま…

『よくわかる現代魔法』第6巻は2月25日発売予定。

本当に発売されるのか、それは当日になってみないと判らない。 サブタイトルは「Firefox!」だと。元ネタはもちろんブラウザのアレだ。作中に炎の狐の妖魔でも登場するのだろうか。Opera使いの俺が読んでもいいですかって感じ。 集英社スーパーダッシュ文庫の…

竹内康浩『東大入試 至高の国語「第二問」』。

裏表紙の内容紹介より。 日本最難関と言われる東大入試。その国語・現代文問題には良問が多いが、なかでも「第二問」は、文章を読んだうえで感想や考えを160〜200字で書かせる、独特かつ伝統的な「200字作文」である。世に出たばかりの金子みすゞの詩を取り…

『ライトノベル文学論』。

http://www.nttpub.co.jp/search/books/detail/100001910 amazonからの宣伝メールで知った本。たぶん新井素子さんの名前が出ていると思われるので読みたいことは読みたいのだが、正直今更ライトノベルのお勉強をする気も起こらず、従って買う気も起こらず。…

吾妻ひでお『うつうつひでお日記 その後』。

9月25日に発売された本。『うつうつひでお日記』のような日記漫画でなく挿絵ありの絵日記のようになっている。 新井素子さんの名前が文中に登場している。 P.60、2007年10月14日(日)の記述より。 新井素子『今日もいい天気』読了○。なにげない日常を読ませ…

梅原克文『ソリトンの悪魔』。

オークションで入手。これは大森望が誉めていたのでずいぶん前に読んだことがあるのだが、さして感銘を受けなかったので古本屋に売ってしまった本である。後悔したのは素研のサイトを始めてからだった。帯に新井素子さんの推薦文が書かれていたのだ。その後…