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『神のみぞ知るセカイ』サブタイトル予想は外れ。

作者である若木民喜のブログで、汐宮栞編ラストのサブタイトルが発表されていた。 来週の話のタイトルは「おしまいの日」です。 まあ、ここまで気づけばおわかりになった人もいるかと思いますが、栞のシリーズのタイトルは全部新井素子さんの小説タイトルか…

今週は『扉を開けて』。

「神のみぞ知るセカイ」のサブタイトルである。新井素子著作シリーズ第三弾。内容と微妙にリンクしているようなしてないような。来週で汐宮栞編はラストだとのことだが、さてサブタイトルは何になるのか。 予想:『あなたにここにいて欲しい』

貞本義行/GAINAX『新世紀エヴァンゲリオン』第11巻。

読了。昨日発売された漫画で自店にて購入した。ストーリーは第25話の途中まで進んだ。テレビ版では出てこなかった単語や設定がぞくぞくと現れてきている。このまま映画のストーリーをなぞるのか、それとも新たなる補完がなされるのか、興味深い処。タブリス…

桜玉吉『御緩漫玉日記』第3巻。

読了。自店にて購入。作者の壊れっぷりが段々芸の域を超えていく処がスリリングな一品。読むとダークサイドに引きこまれると判っているのに何故か読んでしまうんだよなあ。この巻で一応の完結である。明るい未来ってどこにあるんですかねえ。 『御緩漫玉日記…

『岳』て何かあったんですか。

石塚真一の『岳』(小学館ビッグコミックス)が何だか知らないけど売れているのである。二月の後半辺りに取次が勝手に大量投入してきたことがあって、置く場所もないので棚差し分の他に1冊ずつ残してあとは全部返品したのだが、それが綺麗に売れてしまった。…

漫画二冊。

井上雄彦の『リアル』第6巻とあずまきよひこの『よつばと!』第6巻を買って読んだ。早く次が読みたい。 ふーかが学校内で副会長と呼ばれていたが、これは生徒会での役職だろうか。意外だ。 『リアル』第6巻,井上雄彦,集英社ヤングジャンプコミックス,590円+…

石川雅之『週刊石川雅之』。

書店にて購入。ショートストーリー11本を収録した短編集。話は切れ味がよくそれぞれに趣向を凝らして退屈しない。面白い。石川雅之の描く女性はなんかいい。 現在店では『もやしもん』を平積み展開中。ほどよく売れてくれると嬉しい。 『週刊石川雅之』,石川…

吾妻ひでお『うつうつひでお日記』。

自店にて購入。『失踪日記』も読んでいて身に積まされたものだが、この『うつうつひでお日記』もうつ状態を抱えた現在の自分と引き比べて読まざるを得ない。まえがき(1)に、 こんなやつだけにはなりたくないという意味で皆様の心を癒す安らぎの書になるので…

海原零+長谷川潤『銀盤カレイドスコープ』第2巻。

読了。書店にて購入。海原零の小説の漫画化である。話は原作の1、2巻を元にしており、この巻が完結編となる。スケートのシーンなどはプログラムに織り込まれた架空の物語をよく再現していて好感を持てる。タズサとピートのラストシーンがいい。原作でも散々…

石川雅之『もやしもん』第3巻。

読了。昨日発売された新刊。店には通常版6冊と特装版1冊が入荷し、特装版は早速売り切れ。通常版は4冊が売れた。なかなかの人気である。追加発注しておこう。 第30話「とある初夏の日」で樹教授の口から語られる日本酒の悲観的な現状がなかなか衝撃的である…

久世番子『暴れん坊本屋さん』。

漫画家兼書店員である著者が本屋さんの仕事を赤裸々に描き出したエッセイ漫画。その面白さはうちの店のマネージャーと店長が絶賛した程で、マネージャーなどは担当者(俺だ)に無断で1巻と2巻を5冊ずつ入荷させたくらいである。2巻は約1週間で売り切れてしま…

田畑由秋+余湖裕輝『アクメツ』第18巻。

書店にて購入。『アクメツ』の最終巻である。「テロによる世直し」という論理の破綻をいつか描いてくれるのかと期待していたのだが、結局アクメツは最後まで「正義のヒーロー」だった。ちゃんと伏線も張っていたのにそれが描かれなかったことに対して不満は…

西原理恵子『毎日かあさん』第3巻:背脂編。

書店で購入。漫画を読んで声を上げて笑ったのは随分久しぶりなような気がする。甥っ子と姪っ子がちょうどこの漫画に出てくる子供らと同じような年齢構成なので、描いてあることに共感することが多い。逆に「うちではこれはねえなあ」と驚いたりするのも楽し…

あずまきよひこ『よつばと!』第5巻。

本日発売の新刊。うちの店にも結構沢山入荷しており、しかも昼頃までに何冊も売れてしまっていたから、ここいら辺でも結構人気は高いようだ。どれくらい売れるものなのか、明日店で確認するのが楽しみである。 5巻目にして新キャラ登場。というか第1巻から名…

谷口ジロー『凍土の旅人』。

bk1でポイントを使って購入。動物ものを主に収録した短編集だが、中では著者の自伝的物語「松華樓」が不思議な味わいがあって良かった。何気ない日常の中にふと垣間見える異界の断片と思しきものににぞくりとさせられる。 『凍土の旅人』,谷口ジロー,小学館…

山岸凉子『アラベスク』。

古本屋で白泉社文庫版を買った。新井素子さんの「大きな壁の中と外」にエデン・プロジェクト・チームの一員として名前だけ登場する「アントニーナ・スホワ」さんはこの漫画から名前を拝借したものであるとの情報を得たので読んでみた。アントニーナ・スホワ…

GAINAX+貞本義行『新世紀エヴァンゲリオン』第10巻「涙」。

読了。2年ぶりに刊行されたエヴァンゲリオン単行本である。店に大量に入荷したが今でもエヴァは売れるのだろうか。おたく系には弱い店ということもあり心配ではある。もちろん俺も買ったのである。レイの心理やリツコさんとゲンドウの関係などアニメでは描写…

久住昌之+谷口ジロー『散歩もの』。

読了。bk1で購入。久住昌之の原作を谷口ジローの絵で描いたのは『孤独のグルメ』以来となる。前作と同じように一小市民が日常生活の中で見つけたささやかな幸せを描いた漫画である。谷口ジローの確かなタッチと落ち着いた絵が絶妙のリアリティを感じさせてい…

山本直樹『学校』。

山本直樹の新刊が入荷していたので買ったのだが、収録された短編は全て読んだことがあるものだった。やられた。中をよく確認してから買えば良かったのだ。しかし自分の勤務先で「鬼才が贈る渾身の傑作エロティック短編集!」などと裏表紙に書いてある本を仕…

海原零+長谷川潤『銀盤カレイドスコープ』第1巻。

書店にて購入。海原零のスーパーダッシュ小説新人賞大賞受賞作を『マーガレット』にて漫画化、連載した物語である。最後のウェイトレス姿での滑走などよく出来ているが、スケートの描写は少し物足りない。もっと「スポ根」入っていてもいいんじゃなかろうか…

田畑由秋+余湖裕輝『アクメツ』第16巻、第17巻。

第17巻は新刊だが、まだ16巻も読んでいなかったので一緒に買った。着々と遂行されたアクメツもいよいよ次巻でラストである。最初は物語の根底を成していたおちゃらけた雰囲気が終盤からマジになってしまう展開は江川達也の『BE FREE!』を思わせるが、相変わ…

谷口ジロー『晴れゆく空 Un ciel radieux』。

読了。書店にて購入。泣いた。なんていい話だろう。いかん、これでは夢枕獏が書いた帯の推薦文*1とおんなじではないか。でもいい話だし実際泣けてしまったんだから仕方がない。 谷口ジローという書き手が日本にいることの 幸福をしみじみと感謝したい。 とは…

漫画雑誌を読んでいるのだが。

『週刊少年ジャンプ』『週刊少年マガジン』『週刊少年サンデー』『週刊少年チャンピオン』『ヤングマガジン』『ビッグコミックスピリッツ』『ヤングサンデー』『モーニング』は読んだ。漫画を読むスピードが昔に比べると格段に落ちた。一日に一冊読むのがや…

山名沢湖『レモネードBOOKS』第1巻。

読了。店頭で見つけたので買ってみた。度を越えた読書好きの岩田くんと、その彼女で普通の女の子である森沢さんの二人の日常を描いた漫画。 『まんがライフMOMO』(竹書房:毎月28日発売)に連載されているらしい。雰囲気がほのぼのしていて、なかなか面白か…

桜玉吉『御緩漫玉日記』第2巻。

読了。書店にて購入。相変わらずの私漫画で、跳ばしっぷりが素晴らしくダウナー。思い当たる節のひとつひとつが身に沁みる。 サイバー佐藤を久しぶりに見たような気がする。桜玉吉から奥村勝彦に名前を変更した際に作った「かつ彦」ハンコに出来映えに驚嘆し…

石川雅之『もやしもん』第2巻。

新井素子さんが「読書の缶詰」で紹介していた漫画の第2巻である。ちょうど新刊として発売されたので読んでみた。春祭のエピソードが実に面白い。閉鎖された空間でのお祭り騒ぎというのは学祭の醍醐味であると思うのだが、自給自足できるという農業大学の強み…

石川雅之『もやしもん』第1巻。

「読書の缶詰」を立ち読んだ後に店内を捜したらちゃんと置いてあるじゃねーですか。雑誌と一緒に買ってきた。初めて目にする作者と作品だ。 タイトルの「もやし」は種麹のことである。 【月桂冠*1:もやし】http://www.gekkeikan.co.jp/enjoy/encyclopedia/0…

あずまきよひこ『よつばと!』第四巻。

『S-Fマガジン』を買いに行ったら店頭にあったのでついでに買ってきた。相変わらず微笑ましい。シーフードカレーはカレーじゃないという意見には微妙に同意。 『よつばと!』第四巻,あずまきよひこ,メディアワークス(電撃コミックス),600円+税,ISBN:484023…

西原理恵子『毎日かあさん』。

毎日新聞に連載されている西原理恵子の漫画である。新井素子さんが紹介しているので読んでみた。幼い子供二人に振り回される日常を描いたエッセイ漫画(と言っていいのだろうか)で、ガキどもの生々しい生態とかあさんのリアクションが超絶的に面白い。物語…

吾妻ひでお『ななこSOS』第3巻。

グイン・サーガの101巻と一緒に買ってきた。ACT.57「ななこ&ひでおのイラストストーリー」で吾妻ひでおが『藤原喜明のスーパーテクニック』を読んでいるのが懐かしすぎる。思わず読み返したくなって部屋の中を探したのだが、どこへ行ったやら見つからない。…