「SFマガジン」2003年7月号。

http://motoken.na.coocan.jp/tojo/magazine/essay/sfm0307.html
買ったままほっておいた雑誌である。理由は特集に関心がなかったことによる。特集は「ぼくたちのリアル・フィクション」。三村美衣のエッセイ「表現とリアリズムの変遷――ライトノベル25年史」に新井素子が登場している。
気になる部分。

面白いのは、高千穂遙新井素子の両者が折にふれて、自分たちは普通の小説を書いているだけで、ジュヴナイルSFだとかライトノベルとか呼ばれることに戸惑いないし不満を感じるという意味の発言をしていることだ。

上記の発言に全く心当たりがない。「折にふれて」と書いてあるからには頻繁に言っていたと思われるのだが、どこで行われた発言なのだろうか。俺が忘れてるだけか。それともプライベートとかSFファンの集まりとか、俺の関知できない処で言っていたことか。不明である。
あと「ヤングアダルト関連年表」1980年の項に新井素子いつか猫になる日まで』の記載あり。しかし、新井素子のコバルト作品で代表作を挙げるとすれば1981年の「星へ行く船」の方がいいのではないかと思う。新井素子のコバルト初登場作だから、ということか。記載された理由がいまいちわからない。1980年に書くネタが他になかったからとか。