vs東京ヴェルディ1969を見直す。

とりあえずスカパー!で放送した分と録画しておいたBS1の分を見直す。テレビの映像を見ると現地で見ていた時よりもパスがずいぶんうまく回っているような印象を受ける。カメラはボールのあるところを追いかけていくから、画面の外で足が止まっている選手は映らないからね。パスミスは目立つがけっこうおもしろい試合に見えてしまった。マジック。
「週刊サッカーダイジェスト」最新号によると、田中誠がこう言っていたらしい。

「中盤でボールを回されることは分かっていたから、ミーティングで無理にプレスをかけてボールを奪わないようにと、みんなで決めてました。一発でかわされないようにして遅らせれば、パスを1本多くつながせられる。エリア手前付近でボールが取れればいいし、自分も飛び込んでくる選手を抑えることができました」

あの中盤の緩さはゲームプラン通りだったらしい。「老獪」という言葉が思い浮かぶ。これはアントラーズには相応しい言葉であってもジュビロには相応しい言葉ではなかったように思う。それはとても嫌なことのように思うのだが、同じメンバーでチームとしての歴史を積み重ねた末にたどり着いた老獪さであるなら、ファンとしてはその老獪さをも楽しんで見るべきなのかもしれない。
15歳で出場した森本君は再び見てもただ者ではない感じ。対峙した山西にしてみれば相手についての何の情報もない上に中学生とは思えない動きをされてしまったから抜かれたのはある程度仕方ないかもしれない。次はがんばれ。初出場を果たした彼についての興味は次にどのチームが初得点を献上するのか、という点に移行するだろうと思う。山西を笑っている他サポーターは覚悟しといた方がいいんじゃないだろうか。