「SFマガジン」2004年5月号。

北原尚彦による連載エッセイ「SF奇書天外」は第41回。冒頭に綿矢りさ金原ひとみ芥川賞受賞の話題に続き、「SF界では〜」と新井素子の名前が登場して、この話を枕に本文が続く。若いねーちゃんたちが芥川賞を取ったってことで新井素子の名前が引き合いに出されるのはたまに見られる現象である。
他に鹿野司による連載エッセイ「サはサイエンスのサ」は第114回。タイトルは「バールのようなもの」。筆者がうつ病にかかったということで、その状況と医師の処方と効果などが書いてある。状況に心当たりがありすぎて「そ、そうだったんですかあ!」と得心が行くこと多し。なかなか面白く読めた。