「S-Fマガジン」2004年7月号。

新連載、日下三蔵の「日本SF全集[第三期]」は『第一巻 新井素子』で開幕。「各巻1600枚以内という想定」で各作家の作品をセレクトし収録作として紹介するエッセイである。今回は「その(1)」で、中短編とシリーズ作品の巻。

以上4作品が収録作として名前が挙がっている。ファンとしては「大きな壁の中と外」も「宇宙魚顛末記」も「雨の降る星 遠い夢」も外すことは出来ないが、全集として刊行する本に新井素子の代表作として収録するという前提に立てば、いい選択ではないかと思う。「第一巻には新井素子の短編二本、中編三本、長編二本」を収録するとのこと。短編一本と中編三本は今回名前が出たので、残りの短編一本と長編二本が何になるのか楽しみである。