猿も木から落ちる。

くすのきさんてここ読んでるのかな。掲示板に書くには長すぎると思ったので。
くすのきさんの6月3日の日記より。
「猿も木から落ちる」ということわざは、仰る通り「達人名人でも間違うことはある」って意味ですよね。当事者は、まず周囲からその道に練達した人と認められているのが前提です。この場合、謙遜の意味をこのことわざに見出すのは難しいかと思います。だから、自分のことで「猿も木から落ちる」と言った場合、自分で自分のことを「達人」だと思っているような印象を結果的に周囲に与えてしまうことになるでしょう。日本の社会は謙譲が美徳とされることが多いですから、「何言ってんのよ」って思う人は思ってしまうかもしれません。
逆に、何か失敗をした時に人から「猿も木から落ちる、だね〜」と言われるってのは、ある程度はその実力が認められているから、という解釈もできるのかなと思います。自分を「達人」などとは思っていないのに人からそう言われたりすると、「あれ? 俺って密かに認められてたの?」とちょっとうれしくなることもあるんじゃないでしょうか。