俺も学生の時は一人暮らしをしていたので、食費を抑えるために自炊をしていた。たとえば鍋一杯にカレーを作って、朝、夕はカレー(昼も学食でカレー:安いから)で3日間済ますとか、カレーと同じ材料で作れるってんでカレー→豚汁→シチューとローテーション組んで一週間暮らすなんてことをしていたものだ。カレーは大好物なのでそんな生活も全然苦にならなかったが、客観的に見れば貧弱な食生活だったかもしれない。もっとも、本当に貧しかったときは、塩胡椒で味付けして炒めただけのチャーハンとか食ってたなあ。ちょっと余裕があると卵(Mパック)を買ってくるとかさ。
就職してからのことだが、平成の米騒動の時に輸入されたタイ米が日本全国で余り、2Kgが100円で売られていたときなんか最高に幸せだった。日本米は自主流通米でも5Kgで1,400円くらいしていたから、こんなに安くていいんですかって感じ。日本米と違って臭みはあるが、そんなもんカレーをかけちゃえば気にもならないのである。自宅や会社の近所のスーパーにタイ米があれば、行ってむちゃくちゃ買い占めたりしたし*1、テレビでタイ米が捨てられていたなんてニュースを見ようものなら、そんなもったいないことするなら俺のところへ持ってこい、と真剣に怒っていたのである。
ろくなもん作らなかったし食べなかったけど、自炊は結構楽しかったな。
*1:所詮日本人は買わないので売れ残ってしまうのである。