サッカーU-23親善試合、日本対チュニジア戦。

安西先生――
いつかの先生の言葉が近ごろ、よく頭にうかびます。
「お前の為にチームがあるんじゃねぇ チームの為にお前がいるんだ」
ここでは誰も僕にパスをくれません。

前田遼一の試合後のコメントである。嘘です。
ボランチの相方が今野の時は、中盤の底から前線まで縦横無尽に駆け回り無駄に豊富な運動量をここぞとばかりに生かしていた前田だが、鈴木啓太が相方だった今日は周囲とのバランス取りに終始した感がある。所属するジュビロでもめったにやらないポジションで出たことを思えば、ファンとしては及第点をつけたい処ではある。しかし前田の処にボールが収まらなかったのはチーム全体の動きに悪影響を及ぼしていたように思う。自分が抜けた後ボールがスムーズに回るようになったチームを見て、彼はどう思っただろうか。ともあれ、複数のポジションをこなせる便利さから考えれば、五輪チームには残れるんではないかと期待している。あくまで主力の控えとして、だが。
一方、同じくジュビロ磐田勢の菊地直哉だが、右ストッパーとしても右サイドバックとしても堂々たるプレーぶりで、こちらの方は代表当確だろう。下の世代から呼ばれているのは平山とこの菊地だけなのに、そんなことを微塵も感じさせない態度のでかさは頼もしい限り。さすが「監督」。