2006年のNHK大河ドラマに「功名が辻〜山内一豊の妻」。

さっきローカルニュースが凄い勢いで伝えていた。山内一豊と言えば戦国時代末に掛川城主だった御仁で、この辺り、特に静岡県掛川市とは浅からぬ因縁があるのである。ドラマでも掛川在住時のエピソードが数多く取り込まれるとかで、早くも取らぬ狸と化している地元の声をラジオが伝えていた。城下町である掛川市の観光の目玉として復元された掛川城も、出足は好調だったらしいがここ数年の観客数は苦戦していると聴くし、この追い風を生かしたいと考えるのはもっともな話だ。大きい城じゃないし、正直言うとそんなに面白いもんじゃないだけど、戦国の佇まいを味わいたい向きは一度見とくのもいいかも、という感じの観光資源である。
俺も一度だけ東京から来た友人たちを案内して、金を払って登城したことがある。天守閣から見える四方ののどかな眺めはなかなよろしいのである。で、俺の通っていた高校が城のすぐ隣にあるもんだから「あれ、俺の行ってた高校」と教えてやったら素研の友人Sが、
「せっかくの観光気分が台無しだ!」
と何故かちょいとご立腹のご様子。人に案内させといてその言い草とは、なんてわがままな奴だと思ったものだったが、思い出したらまた腹立ってきたなこの野郎。
そんな掛川城の様子はこちらから見ることができる。大河ドラマの予習としゃれ込むのも吉。かもしれない。