東浩紀『動物化するポストモダン』。

読了。リアリティのない内容。新井素子の名前が登場するので読んでみたが、あっしには関わりのねぇことでござんすって感じ。
事実誤認を指摘しておく。P.18より、アニメ『機動戦艦ナデシコ』についての記述。

この作品の主人公はアニメオタクであり、同時に、戦闘ロボットに乗る戦士でもある。この二つの設定は、当初、ロボットもののヒーローアニメに憧れる主人公が、まさにアニメのようにヒーローとしてロボットに乗るという幸福なサイクルで結ばれている。

主人公のテンカワ・アキトは「ゲキ・ガンガー3」というアニメが好きだっただけで別にアニメオタクではなかったと思う。彼がアニメオタクだということを示す描写はあったか? 記憶にない。ついでにアキトはコック志望で、当初はロボットにも嫌々乗っていたはずだが、この辺りヤマダ・ジロウさん(心の名前:大豪寺凱)と混同しているんじゃなかろうか。