アジア杯決勝の相手は中国に決定。

準決勝の中国対イランは、PK戦までもつれ込む大熱戦を中国が制し、決勝戦の相手は中国に決定した。日本の疲労度を考えれば、対戦相手の疲労度が増したことは素直に喜びたい。日本だけじゃない、どのチームも大変である。
どうせなら中国が勝ち上がればいいと思っていたのである。自国の代表が勝ち上がってきたので、中国の皆さんにより決勝戦のスタジアムは今まで以上に日本人死ねコノヤローな雰囲気になるだろう。それが望むところなのである。
ここで俺はジュビロ磐田が戦った1999年のアジアクラブ選手権決勝を思い出す。敵地イランで10万人の観客*1の圧力を受けながら勝利をつかんだという経験は、ジュビロの強さの裏付けとして更なる自信をもたらした。どんなアウェイの試合でも「あの時に比べれば大したこと無い」と言えるようになったのである。その情景を日本代表にも重ねて見ている。自分たちへの敵意に満ちた人間しかいない完全なアウェイなんて滅多に経験できるものではない。殺気立ったアウェイの地でホームチームを叩きのめすことによって得るものは大きい筈だ。
まあ、自分は安全な処にいて戦ってない素人の楽天的でロマンティックな思い込みである。でも、俺も一緒に戦うつもりで応援したいと思っている。何としても勝って終わろう。試合後に沈黙に包まれている、もしくは大怒号が渦巻いているスタジアムを想像すると武者震いがする。決勝戦は8月7日。

*1:しかも宗教上の理由により女性はスタジアムには入れないので、観客は全て男性だった。日本人観客は現地在住者が100人ほど。選手入場時には、石や爆竹や青く塗られた鳩がジュビロの選手に向かって投げ入れられたそうだ。スタジアムの外では選手にぶつけるための石が売られていたという。【参考】http://home.att.ne.jp/blue/supportista/wsm/genkou3.html