女子バレーボールは中国が20年ぶりに優勝。

一進一退で第5セットにまでもつれ込む大接戦を最後に制したのは中国だった。肝心なところでサーブミスが出るなど競り合いながらも自滅していた印象があっただけに、2セットをロシアが先取した時はもう決まったかと思った。しかしここからの中国の粘りが凄かった。相手のサーブやスパイクを漏らすことなく拾いまくる粘着質のレシーブは、コートの上に蜘蛛の巣が張られているかのようだった。決勝にふさわしい白熱した試合で、非常に見応えがあった。面白かった。
万全の体勢に入ったガモワを止めるのはやはり難しい。プロレスの故アンドレ・ザ・ジャイアントと同じく存在自体が反則である。試合後の泣き顔が印象的。ロシアのカルポリ監督はまた怒っていた。昔ほどの迫力は年のせいかさすがになくなっているが、相変わらずの怒りっぷりは端で見てる分には微笑ましい。選手達はたまらんだろうけど。