カピトンからの提言。

ジュビロ磐田サポーターズマガジン』vol.53を読んだ。ドゥンガジュビロ磐田の現状について率直に語った「ドゥンガ カピトンからの提言。」に感銘を受ける。混迷の度合いを深めつつある現状にあって、彼の言葉は非常に頼もしい。親分助けてくださいと泣きつきたい気分。
本当は全文を転載したいくらいなのだが、印象に残った部分を書き出してみる。

敏感なサポーターのみなさんは、いま何がしかの危機感を抱いているかもしれない。しかし、必要以上に悲観的にならないでほしい。先程も言ったように、ジュビロにはベースがある。家に例えるならしっかりとした土台がある。あるチームはその土台を崩してまで世代交代を断行したが、ここまでの結果を見れば正しいやり方だったとは言えないだろう。我々はいま、それをやる必要はない。

思い当たる「あるチーム」の現状を見ると納得できる言葉である。そして、その上でこう語っている。

いま必要なのは、改革ではなくベースを活用した進化だ。その進化を実現するためには勇気のある決断も必要だろう。しかし、決断を恐れていては何も変わらないのだ。

この「決断」が具体的に何を意味するかは本文中では触れられていないのが歯痒い。しかしジュビロの全ての試合についてブラジルから分析レポートを送っている彼のこと、クラブ内部にはある程度具体的に伝えているのではないか。いや、そうであって欲しいと切実に思う。何かを変えなければいけない時期にさしかかっているのは確かなのである。
また、クラブアドバイザーという立場から、サポーターについての言及もある。感謝の言葉を贈りながらも、スタジアムがあまりにアットホームすぎて相手チームへの脅威になっていないこと、またジュビロの選手がまずいプレーを繰り返した場合は否定的な見解を選手に分かるようなかたちで伝えて欲しいことなど、苦言を呈している。

もう一度お願いする。サポーターの情熱で、選手たちのリアクションを引き出してほしい。セカンドでは、失ったものを取り戻す手助けをしてほしい。

手助けしますよ! したいですよ!
スタジアムの雰囲気がぬるい、というのは俺も前から感じていたが、それに不満を言うのは俺の仕事ではないと思っていた。このままではいけない気がする。所詮俺一人の力でスタジアムの雰囲気を変えることはできる筈もない。ただ、何かアクションを起こす必要はあるのではないだろうか。せめて試合で怒りを感じたことがあったなら、それを選手に伝えることができるような手段を考えようかなと思う。メッセージボードでも作ってみるか。
ぬるいファンである俺にもこんなことを思わせるほど、示唆に富んだ提言である。ジュビロ磐田ファンでまだ読んでいない人は、是非読むことをお薦めする。*1

*1:サポーターズマガジンは今年から一般販売されないため、サポーターズクラブ会員以外は読むことができなくなった。会員じゃない人は会員の人に見せてもらうのが吉。また、会員証さえ提示すればオフィシャルショップで販売してくれるとオフィシャルショッピングサイトに書いてあったので、会員の知り合いに頼むのもいいかも知れない。