桜坂洋『よくわかる現代魔法 ゴーストスクリプト・フォー・ウィザーズ』

読了。こういう「ちょっと過去に干渉した結果がハッピーエンド」という話に弱いのである。最後の方でまた泣きそうになった。毎回ツボを突かれまくっている気がする。話のギミックがなんとなく”シュレーディンガーの猫”を思い起こさせるんだが、これは深読みのしすぎだろうか。
このシリーズ、判る人には判る小ネタが随所にちりばめられている。この巻はいきなり「バオー来訪者」だよ。他にも色々ありそうだ。スティーブとイアン・ロングて何だ? 
今回は一ノ瀬弓子クリスティーナが話の中心だったので、次巻は坂崎嘉穂メインの話を希望。