山本昌邦監督就任会見。

本日、浜松市内で山本昌邦氏のジュビロ磐田監督就任発表記者会見が行われた。松崎孝紀社長と鈴木政一強化部長兼監督も立ち会った三者会見となった模様。オフィシャルホームページに会見の詳細が掲載されている。

3年契約、執行役員兼務など破格の待遇である。経営に口出しできるってことを意味する訳で、クラブ内で絶大な発言権を得たと同時に重大な責任も負ったことになる。これから3年間3ヵ月の間、どのような手腕を発揮するのか期待しつつ応援したいと思う。
しかし、こんな”あなたまかせ”って気分は、2001年のシーズン前に名波を4人のMFの中心に置いたシステムを見た時以来だ。後にN-BOXと呼ばれてJリーグを席巻したこのシステムも、名波の出来不出来がチームの勝敗に直結しそうで、最初は「名波と心中する気か」とか思ったものだった。今度もへたすると山本監督と心中である。たまらないスリルだな。
昌邦さんの口から出た「世界に出ていく」という発言は、個人的な目標であると同時にヤマハフットボールクラブが元々掲げていたミッションでもある。古巣であり、自らスカウトした選手たちがピッチを駆け回っているチームであるから、思い入れも強いんだろうなと推測するのである。こちらも信じてるんで、ミッションの完遂を望みたい。
尚、11月7日のセレッソ大阪戦までは鈴木監督が指揮を執り、山本監督の初采配は11月13日の天皇杯4回戦からになる。スタッフでは、堀井美晴に替わり現スカウトの大石隆夫*1がヘッドコーチに就任するとのこと。天皇杯はこの陣容で闘うようである。何か新鮮な動きは出てくるだろうか。これで選手間の競争が加速すれば面白い。

*1:ジュビロ磐田Jリーグ昇格後、初ゴールを決めた人。