現代思想2004年10月臨時増刊『総特集 チェ・ゲバラ』。

本屋に行ったら置いてあったので思わず買ってしまった。なぜ今チェ・ゲバラの増刊が? まさかカストロ議長の骨折を皮肉った訳でもあるまい、と思って調べてみたら、映画が公開されてゲバラがちょっとした話題になっていることを知った。ロバート・レッドフォードが制作総指揮を執った「モーターサイクル・ダイアリーズ」というタイトルのその映画は、チェ・ゲバラの若き日を描いた青春映画で、カンヌ映画祭にも出品されるんだそうだ。

こうして資本主義社会で消費され続ける革命の英雄チェ・ゲバラなのであるが、彼に関しては通り一遍のことしか知らないんで、この雑誌を見てちょっと興味をかき立てられたのだ。ぱらぱらと立ち読みしたら、「彼らはなぜゲバラのTシャツを着ているのか」というタイトルのエッセイの中で、サッカー場で見かけるチェ・ゲバラのイコンについても触れられていて面白そうである。あれ、前から不思議に思っていたのである。
そのうちに読んでみようと思う。