世はなべて。

日記に書いておこうと思うことはあれこれあれど、どうも頭の中で文章が組み上がらないのでとりあえず書き出してみる。
夕方から降り出した雨は夜が更けるにつれ風を伴って激しさを増した。役場では職員の緊急招集がかかったようだ。台風でもないのに不安が募る天候である。雷も鳴り始めた。この二、三日、頭の調子があまりよくないのはこうした気候にも関係しているのかも知れない。元からよくないじゃねぇかと言われれば返す言葉もない私である。これから明日にかけて気になるところである。
気になるといえばジュビロ磐田の山本新監督である。
ジュビロ磐田が山本新体制になり、メディアへの露出も多く色々な話が漏れ伝わってくるのは誠に面白し。山本昌邦監督は早速執行役員としての発言力を駆使してクラブに色々な提言をしている模様。クラブハウスに食堂を作って練習の合間の選手の食事を管理したいだの、クラブハウスの玄関にトロフィや賞状を飾って士気を高めたいだの、大久保グラウンドの周りを林にしたいだのといった施設面のことから、選手に磐田市に住むことを勧めたり、グッズ売り上げワースト3の選手にペナルティを科すと冗談めかしながらもファンサービスの向上を選手にアピールしたり。発言内容はクラブのアイデンティティにまで及び、溌剌として活発であり好感度は上がるばかり。しかし、今はこういうことを細かすぎるほどに伝えて持ち上げているマスコミが、少しでも下手を打てばすぐにはしごを外しにかかるのは分かり切っている訳で、チームを見守るファンも一緒に舞い上がってはいかんと自戒を込めて書いておく。先はどう転ぶか判らないからせめて今この盛り上がりに乗っておこうという気持ちと、重要なのは結果であるという気持ちが二つながら自分の中に存在する。チームばかりでなく新監督の成長ぶりも合わせて見守らなければならないかも知れない。
成長を見守ると言えば隣のガキんちょである。
俺の弟の息子である六歳児の二歳になる妹、平たく言えば俺の姪っ子だが、この年代のガキは四、五日見ないうちに成長していやがるから気が抜けない。抱っこして散歩してやったのはほんの数ヶ月前なのに、あっという間に大きくなり今では持ち上げるのも一苦労だ。それでも相変わらず兄貴と同じ顔をしているのはなかなかに笑える。兄貴はあまりに元気がよすぎて周囲の手を煩わせることこの上ない。妹もそれを真似して元気一杯である。仲良く成長していってくれるといいなと思う。