ジュビロ磐田の話。

天皇杯第5回戦、対群馬FCホリコシ戦。

辛勝。ようやく勝った。つらい試合だった。
このまま延長突入かと半ばうんざりしながらあきらめかけた後半ロスタイムにドラマは待っていたのだった。西のシュートはビューティフルでワンダフルでスタンドで思わず雄叫んでしまった程の劇的なものだった。しかしもう少し楽に勝てるようにならないといかんと思うぞ。
怪我のため名波浩鈴木秀人を欠く布陣である。売り出し中の太田吉彰はなぜかベンチにも入らず。不満。カウンター対策か、右サイドは河村崇大で、バックパスをする度にイライラが募る。中山が後半途中から出場。約3ヵ月ぶりか? 元気に動き回っている姿を見て安心する。他の選手ももっと動かないとダメよ。
試合後に他会場の試合結果を伝える場内アナウンスで準々決勝の相手がコンサドーレ札幌に決定したことを知り、思わず拍手をしてしまった。相手の監督は今年元日にジュビロ天皇杯初優勝に導いた柳下正明氏なのである。その前指揮官と天皇杯の舞台で対戦するなんてなんてドラマチックなんでしょ。チームはJ2リーグで最下位と振るわなかったものの、J1のチームを倒しての準々決勝進出である。
うちはチームがこんな状態で却ってヤンツーさんには申し訳ないのだが、絶対に勝って恩返しをしたい。いつもと違うモチベーションが身内に湧いてきて、なんだかとてもワクワクする。

Jユースカップ、対アビスパ福岡ユース戦。

快勝。圧倒して勝った。とても面白い試合だった。
天皇杯の試合の後座だったのだが、終わってみれば天皇杯の試合が前座だっけ? と錯覚する程の充実した内容。自分たちのサッカーに対する自信に満ち溢れ、速いパス回しで中盤を制圧し前線へ怒濤の如く攻め上がるというまさに王者のサッカーは、見ていて気持ちいいことこの上なし。2001年から2002年にかけてのトップチームを彷彿とさせる強さだった。3点目となったDF森下俊の、胸トラップから反転してのシュートはディフェンダーにしとくのはもったいないという感じ。見事と言う他なし。
天皇杯の試合後にスタジアムに残った人たちでメインスタンドが一杯になり、ゴール裏の応援もいつもより人が多かったので雰囲気も暖かくてよかったと思う。また選手も声援に応えるしね。非常にいい気分でスタジアムを出ることができた。トップチームもユースを見習うといいね。

ヤマハジュビロ掛川は敗退。

高円宮杯全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会に出場していたジュビロ磐田のジュニアユースチーム、ヤマハジュビロ掛川は、決勝トーナメント1回戦で残念ながら涙を呑んだ模様。
このチームから来季はユースへ昇格する選手もいるようなので、この経験をステップにしてさらなる飛躍を望むのである。

Jリーグアウォーズ

ベストイレブンジュビロ磐田からの選出は無し。すっかり他人事だ。贔屓の選手が出ないので、見ていてもあんまり面白くないのである。面白くないと言っとかないと自分の中で示しがつかない。