行く人来る人Part4。

山西尊裕清水エスパルスへ完全移籍。

決まってしまった。翻意の可能性はないんだろうかと祈るような気持ちでいたが、本人の決意は固かったようだ。よりによってエスパルスに行かなくても……というのが正直な気持ちである。ただ、清水は山西の地元だし、新監督が清水東の大先輩・長谷川健太だし、ジュビロでの出場機会は減少していたし、と移籍をするための条件は整いすぎるほど整っていたのだ。山西にとっては移籍は悪い話ではなかったのである。
あの生涯ジュビロ宣言は何だったのとちょっと悲しい思いもしつつ、入団以来10年の間ジュビロで培ったものをエスパルスで発揮して、レギュラー獲れるように頑張って欲しいとエールを送りたいと思う。ダービーで待ってるぞこの野郎。スタメンで出てなきゃ承知しないからな。
そんで、現役を引退したらまた戻ってこいよ。

村井慎二茶野隆行ジェフユナイテッド市原から完全移籍で獲得。

とうとう正式に発表された。1999年にジュビロ磐田を応援するようになって以来、他Jチームの日本人主力選手を獲得したという体験がないものだから、どう反応したらいいものか戸惑いの方が大きかったりもする。しかし、即戦力で日本代表級選手の加入である。これで喜ばなかったらバチが当たるだろう。
何しろ今までのジュビロは主力選手に凄いメンバーが揃っていた。いやこれはファンの贔屓目かも知れないが、Jリーグ初の両ステージ制覇を成し遂げた2002年を思い出してみても、日本人のみでしかもほとんどの選手がジュビロ磐田生え抜きだなんて奇跡のようなチームだと思っていた。それに変わるメンツなど考えられなかったのだ。だからあえて補強の必要はないと思っていたし、彼らに取って代わるのはジュビロで成長した若手選手だと思っていた。この考えは基本的に今も変わってはいない。ただ、現状で主力には高齢化の不安がつきまとい、若手もその主力を追い越すほどではない。となればその世代間断絶を埋めるべくさらに層を厚くする為に補強が必要であったのは確かだろう。村井選手、茶野選手、ようこそジュビロ磐田へ。一緒にがんばろうぜ。
とは言えご両人にだってレギュラーの座が保証されている訳ではない筈で。これから熾烈な競争がチーム内に勃発することになる。それがいい方向に作用して、ジュビロがもっともっと強くなってくれればいいと思う。
で、これで補強は終わりなのかな?