専門的な話はよく判らないので置いといて、俺がどういうものを雑誌だと判断していたのかを考えてみたい。あまり深く考えたことがなかったので思いついた条件を列挙してみる。
- 雑誌コードがついている。
- 定期刊行。
- 表紙がペラペラで紙質は比較的良くない。
- 執筆者が多数存在する。
- 編集後記がある。
これらの条件はANDでなくORで連結されている。id:d-sakamata氏にご指摘頂いた「広告がある」というのは気づいていなかったので、ここではひとまず除外する(重要な条件であるが)。
これらの条件に当てはまるものを「雑誌」だと思っていた。だから根拠に論理性はなくあくまで感覚的な区別である。素研サイト内ではこうして「書籍」と「雑誌」を分類した。しかし例えば2,3,4,5の条件に当てはまる『SFが読みたい!』は雑誌コードがないので「書籍」に分類したが、ほぼ同じ条件の『SFの本』や『銀星倶楽部』は「雑誌」に分類している。「×号」とか「VOL.×」とか号数が明記されているものは雑誌コードがなくても定期刊行物として認識し「雑誌」にした。
また、ムック(雑誌コードの頭が「6」のもの)においては、体裁もそれぞれが違っているので、ほとんど思いつきでどちらにするかを決めていた。星野之宣のイラスト集『STAR FIELD』は雑誌コードがついていたので雑誌に分類している。
こうして考えていると、「書籍」・「雑誌」という分類も何か間違っているような気がしてくる。とりあえず『SFが読みたい!』は「書籍」のままで行くとして、年に何冊も発刊されるようなものはやはり「雑誌」ということにしよう。ムックについては雑誌の増刊号や別冊を別にして「書籍」にしていいかも知れない。