CCCDに初遭遇。

図書館でQUEENのベスト盤『JEWELS』を借りてきたのだが、なぜかPCで再生しようとしてもできない。Real Playerが認識してくれないのである。Windows Media Playerも同様。盤面に傷でも付いてるのかと確認してみたが何ともない。マイコンピュータから内容を確認してみると、PLAYER.EXEというexeファイルとautorun.infという設定情報ファイル、それにPLAYERという名前のフォルダが一つあるだけである。
これは一体何? なんで音楽が聴けないの? 半ばパニック状態なので藁をも掴むような気持ちでとりあえずPLAYER.EXEをクリックしたら、何かのソフトのインストール画面が表示された後に演奏が始まった。しかし拡声器を通して音楽を聴いているようなひどい音である。聴けた物ではない。
仕方がないのでネットで検索してみたら、これが噂のCCCDというものらしい。へ〜、初めて見たよ。「muplus.net」というサイトを見つけてその中の「CCCD (コピーコントロールCD) FAQ」を読んだら詳しく解説してあった。単にコピーガードを施した音楽CDなんではなくて、そもそもが別規格だということを初めて知る。確かにディスクには「COMPACT DISC」のあのマークが付いていない。音質も悪いと言えば悪いらしい。俺みたいな素人が聴く分には気にならないのだろうが、音にこだわる人はそりゃあ怒るだろう。コピーできないからCCCDに反対するって訳じゃなかったんだな。認識不足だったよ。
なるほど〜、勉強になりました。と今頃になって元電器店店員は語るのだった。勉強不足にも程があるって感じ。ミニコンポでは聴けたのでまあよしとするのだが、再生機器にも負担がかかるようだしありがたくないものですなあ、CCCDって。