文庫本の解説って。

前から思っていたんだが、文庫本の解説者を広告や目録に掲載しないのは何故だろう。目録には掲載している出版社もあるが、新聞広告となると全く無視である。これが惜しいのである。自分の好きな作家が解説を書いていれば、そこから興味を持って買ってくれる人もいるかも知れない。だから広告に利用しない手はないと思うのだ。現にここに約一名、不満に思っている人間がいる。具体的に言えば、俺は新井素子さんが解説を書いていればそれがどんな本であろうと買いたいのである。他の作家のファンだってそう思っている人もけっこうな数はいるのではないだろうか。しかし、誰が解説を書いているかなんていう情報はめったに伝わってこないのだ。だから自分で探さないといけない。これは非常に面倒だし、買い逃しも多々発生するに決まっている。出版社からしてみれば重大なチャンスロスになっているのではないだろうか。せっかく名のある作家に依頼しているのだから、それを商売に結びつけないのはもったいないと思うんだが、どうだろうか。
帯の推薦文や解説者などその本に関わった作家の情報は、自社のホームページだけでもいいから掲載してくれると有り難い。出版社様、是非とも御一考を。