ローマ教皇ヨハネ・パウロ二世逝去。

今更だが。
キリスト教には縁もゆかりもないので醒めた位置から現代の巨人が送られていく様をテレビで見物していた。生前の教皇バチカン教皇庁で信徒の前に姿を現した時のこと、群衆が一斉に教皇の名を叫ぶのだが、それがサッカー風である。
「ヨハ〜ネ・パウロ! チャチャッチャ チャッチャ」
ジュビロ磐田ファンならおなじみのこのコールと同じなんである。
「タナ〜カ・マ〜コ! チャチャッチャ チャッチャ」
サッカー風と思ったのはスタジアムでしか聞いたことがないからだ。向こうではスタジアムのみで使われるコールではないことを初めて知った。と同時に公人に対してもフランクにコールが送られることがちょっとした驚きでもあった。
日本では例えば天皇や首相に対して名前をコールする文化ってないんじゃないか。「アキヒト!(ドドドン)アキヒト!(ドドドン)」とかって聞いたことないよ。でもサッカーの日本代表戦では、小泉首相がピッチに立った時に「コイズミ」コールが起こってたか。日本でも皇族に対して気兼ね無しにコールが起こるなんて時代もその内に来るのかも知れない。