この詩は何だろう?

21年前に発行された『読むことからの出発』という本に収録された新井素子さんのエッセイ「本との出会い」に、ある詩のことが出てくる。中学に入って初めての国語の授業で読んだこの詩によって初めて詩の読み方が判った、と書いてあり俺も是非とも読んでみたいのだが、教科書に載っていたというこの詩のタイトルが一体何なのかが判らない。本文中には詩の内容について次のように書いてある。

それは(今でははっきり覚えていないのですが)、草原に腰をおろして、絵を描いている少女について書かれた詩だったと思います。むこうにはずっと、青い空がひろがっていて、少女の絵は、一面の青なんです。

この詩は誰の何という作品なのだろうか。当時の新井素子さんの年齢と通っていた中学校から考え得る手掛かりは、「1973年度の練馬区立開進第四中学校で使っていた中一の国語教科書に出てきた詩」ということである。
お心当たりのある方はいらっしゃらないだろうか。