『pumpkin』2005年6月号。

新井素子さんの連載エッセイ「読書の缶詰」は第6回。今回の紹介本は西原理恵子*1の『毎日かあさん(2) お入学編』である。この連載で漫画本が取り上げられるのは初めてなんだが、新井素子さんはこの辺りも守備範囲にしているのかと少し驚いた。昔は非常な漫画好きとして知られた新井素子さんだが、そう言えば最近はあまり漫画に関する話を聞いていなかったような気がする。エッセイでは登場人物の女の子の小悪魔ぶりに感銘を受けたことが書いてある。
西原理恵子の漫画はスピリッツの後ろの方に連載されていたのを少し読んだことがあるだけなのだった。このエッセイを本屋で立ち読みし面白そうなので一緒に買っていこうかと漫画コーナーを探してみたが見つからない。どこにあるんだろうかと店内をうろついていたら、新刊本コーナーに山積みになっているのを発見した。帯に大きく第9回手塚治虫文化賞と第8回文化庁芸術祭賞をW受賞したと書いてある。どうやら有名な漫画だったようだ。うーむ、知らなかった。エッセイでは一集目の話もちらっと出てくるので、雑誌と一緒に二冊まとめて買って帰ったのだった。

*1:掲載ページでは「にしはらりえこ」とふりがなが振ってあるが、「にしはら」でなく「サイバラ」が正しい。