『ダ・ヴィンチ』2005年7月号。

「ヒットの予感EX」というコーナーに有川浩が登場している。『空の中』がヒットを続けている中、新刊の発売が間近に迫ったいうことで取り上げられたようだ。こんな見出しが付いている。

電撃文庫から飛び出したハードカバー『空の中』 そのヒットの秘密とは?

で、『空の中』を褒めている人々のコメントが紹介されており、「識者」「書店」「読者」とカテゴリー分けされた内の「識者」欄に新井素子さんが『pumpkin』4月号に書いたエッセイの一節が引用されている。この部分。

「過去、思春期を過ごしたことがある人なら(ということは、大人はみんな)、ひりひり、ぴりぴりした挙げ句に、心からしみじみできる、そんなお話である。ええ話じゃあ」

ちなみに他の「識者」の方々は、恩田陸(作家)、大森望(翻訳家・評論家)、柏崎玲央奈(レビュアー)である。( )内は原文のまま。有川浩の新刊『海の底』は6月10日発売とのこと。
他に新井素子関係の記事としては、「今月の読者なんでもランキング ”暑さとともに、あの感動が甦る……夏が来れば、思い出す本”」の「注目したい少数派意見」に『宇宙魚顛末記』があった。そう言えば夏の話なんだな、これは。