細かいツッコミなんだけど。
復刊ドットコムブログに『季節のお話』復刊の話題が書いてあった。
復刊おめでとうございます。ありがとうございます。予約はすでに済ませたのである。めざせ完売。
で、その本文中に、さすがにこれはどうか、という記述を見つけたのである。
SF作家の先駆け的存在である新井素子氏と、漫画家協会参与も務められている古川タク氏のコラボによって生まれた本書は、いよいよ15年ぶりのお目見えであります。
SF作家の先駆け的存在
てのはいくらなんでも違うんじゃないだろうか。H・G・ウエルズやコナン・ドイルじゃあるまいし。SFというジャンルは新井素子さんが生まれる前からアメリカじゃ盛んだった訳だし。ちなみに新井素子さんが生まれたのは早川書房が『S-Fマガジン』を創刊した年だったりする。
ここの部分、直すとすれば”「ライトノベル」の先駆け的存在”くらいが妥当な処だろう。SFというジャンルが日本に根付き、その流れで新井素子さんが登場し、その後興った「ライトノベル」という一ジャンル(と言っていいのかどうかは知らないが)の先駆け的存在として新井素子さんが認識されるようになった、というのが最近の風潮であろうと思う。
以上、細かい話で申し訳ない。