『S-Fマガジン』2005年10月号。

神林長平超ロング・インタビュウ」のインタビュアーの質問の中に新井素子さんの名前が登場してくる。P.77より。

――日本に目を向けても、一九七〇年代後半から一九八〇年代前半は、若いSF作家が集中的にデビューした時期ですね。思いつくだけでも、谷甲州さん、新井素子さん大原まり子さんなどなど、錚々たる作家が数年のあいだに現れていて、神林さんは、しばしばそういう方々とともに「第三世代」と括られたりもする。しかし、いまのお話を聞くに、神林さんご自身としては、彼らとも連帯意識はなかったのでしょうか。同じ世代の日本人作家の作品を読んで、同じ時代意識を持っているとか、似たようなことをやっているな、という感覚はありませんでしたか。
神林 一切ありませんでしたね。

これだけ。神林長平に聞くだけ野暮な質問ではある。