本日発売された角川ホラー文庫の最新刊。本屋で買ってきた。サブタイトル通り吸血鬼が登場する小説を集めたアンソロジーである。これに新井素子さんの短編小説「週に一度のお食事を」が収録されている。東雅夫編の吸血鬼アンソロジーにこの作品が収録されるのは『血と薔薇のエクスタシー』『屍鬼の血族』に続いて三度目である。
収録された小説は下記の通り。
- 「仲間」――三島由紀夫
- 「契」――須永朝彦
- 「影の狩人」――中井英夫
- 「ヴァンピールの会」――倉橋由美子
- 「吸血鬼入門」――種村季弘
- 「かわいい生贄」――夢枕獏
- 「干し若」――梶尾真治
- 「週に一度のお食事を」――新井素子
- 「白い国から」――菊地秀行
- 「吸血鬼の静かな眠り」――赤川次郎
- 「吸血鬼」――江戸川乱歩
- 「吸血鬼」――柴田錬三郎
- 「吸血鬼」――中河与一
- 「吸血鬼」――城昌幸
- 「血を吸う怪」(E&H・ヘロン原作)――松居松葉
- 「日本にも吸血鬼はいた」――百目鬼恭三郎
- 『血と薔薇の誘う夜に』,東雅夫編,角川ホラー文庫,629円+税,ISBN:4043804016