久美沙織『45歳、もう生んでもいいかしら?』。

読了。図書館で借りた本。新井素子さんの連載エッセイ「読書の缶詰」の先月号で紹介されてたのがこの本である(id:akapon:20050821#p1)。
45歳のいわゆる「高齢」で出産という人生の大事に向き合うこととなった著者の、喜びやとまどいや不安などの気持ちの揺れが忌憚無く書いてある。男性の目で読んでも臨場感のある体験記である。女性がどんな思いでどうやって子供を産むのかを垣間見て、自分の母親を始め身近にいる女性たちに畏敬の念を感じずにはおれなかった。女性だったら出産体験の有無に拘わらずもっと感情移入できるのかも知れない。
これから出産に臨む妊婦さんには実用面からも参考になるんじゃないかとも思われる。たぶん読んで損はしない本。