三浦由美(旧姓大竹)の超能力。

三浦由美には小さい頃から超能力があったんだそうである。『ジャンクSPORTS』を見ていてぶっとんだ。この日は「なでしこスペシャル」と題し女性アスリートのみを集めた2時間特番だった。三浦由美は現ヴィッセル神戸三浦淳宏奥さんで、双子の姉である大竹奈美とともにサッカー女子日本代表選手として活躍したアスリートでもあった。
そのとんでもない話がでたのは大竹姉妹の姉、奈美の口からだった。由美には小さい頃から超能力があったというのである。この姉妹は普段からかなり天然入っており、最初はスタジオ内も、またこの人たち何か変なこと言ってるよというニヤついたムードだった。由美は話す。小さい頃からフェリックスガムやアイスの当たりなんかは全部見えた。自分では「見える」ことが当たり前だと思っていたので、他の人たちは判っているのにわざわざはずれのものを買っていくのだと思っていた。「見える」というか右脳の方に(像が)浮かんでくる。具体的な内容を聞いた出演者たちの唖然とした雰囲気が画面から伝わってくる。他にも奈美からの電話はかかってくる前に予感がしたり、どんな用件か聞かなくても判っている、とも言っていた。
そのみんながあっけにとられた話のオチが”通話時間が短くなって電話代が安くて済む”というあまりにせせこましいものだったので、「超能力」という言葉が発する非現実的感との激しい落差で周りは笑いに包まれた訳だが。なんかすごい話だ。”「見える」ことが当たり前だった”という辺りが実にセンス・オブ・ワンダーである。透視能力は今でも彼女に発現しているのだろうか。福来博士に鑑定をお願いした方がいいんじゃないか? あ、ずっと前に鬼籍ですか。そうですか。
大竹姉妹の話では、他にも中学生くらいの頃に『キャプテン翼』に登場する双子の立花兄弟の真似をしたという話が面白かった。周りに危険が及ばないように入念に下調べをした上で、駅の上りと下りのホームに別れ、線路を挟んで二人でパス交換をしたそうである。あれを本当にやる度胸のある奴がいるとは思わなかった。