『pumpkin』2005年12月号。

書店で購入。新井素子さんの連載エッセイ「読書の缶詰」は第12回。今回紹介する本は高井信の『ショートショートの世界』である。ってそれ昨日読んだばかりだよ!*1 12回目にして初めて俺の既読本が紹介されたのでびっくりした。
新井素子さんは仰る。人間は”自己表現”したい生き物で、インターネットで日記サイトやブログが流行している*2のもそのためではないか。ただ、人に読んでもらうにはそれなりの文章が書けた方がいいだろう。そこで自分の文章を研くために、簡単に読めるけど書くのはなかなか難しいショートショートで勉強してみるといいのでは? その時にはこの本が入門書として役に立つだろう、と。
星新一ショートショートを読んでSF作家になろうと思った人の言葉であるから説得力がある。
さて、一年間続いてきた連載も今回で最終回とのこと。出版されるのを期待したい処だが、この分量ではまだ本にはならないか。

*1:id:akapon:20051118

*2:ただし、新井素子さんはパソコン関係のことは全然判らないので聞きかじりの知識らしい。