『本は寝ころんで』に見る「おたく」という語。

たまたま目に付いたので拾ってみた。「第II部 読書日記」P.83より。

中野さんの本で気になっていた浅羽通明という人の「天使の王国/〈おたく〉の倫理のために」(JICC出版部)を買ってきて読む。〈「湾岸戦争」というステイタス・シンボル〉という長い論文がまず面白い。〈おたく〉という言葉が六〇年代からあった、とあるが、これは五〇年代の学生運動の頃から使われていた。それらの感想はまたの機会に。

二人称「おたく」の起源について。五〇年代が出て参りました。学生運動をしていた人たちもお互いを「おたく」と呼び合っていた? どういう状況で使われていたのか具体的に知りたいものだ。どこまで遡れるのか行けるところまで行ってみたいね。
で、小林信彦は「またの機会に」書いたのだろうか。それが気になる。