『S-Fマガジン』2006年2月号。

書店にて購入。今号より夢枕獏の新連載『小角の城』が始まった。「小角」とはあの「役の小角」のことである。これに材をとった”スーパー伝奇SF”とのことで、初回からかなり意表をついた展開であった。これからどのようにSFしてくれるのか大いに期待する。
夢枕獏に関しては、今年は『週刊ファミ通』でなんと『大帝の剣』新章の連載が始まるなど、びっくりすることが続いた。ファンにとっては誠に喜ばしいことである。是非ともこれらの物語にきっちりと決着をつけてもらいたい。
しっかし、夢枕獏と『S-Fマガジン』と言えば、萩原朔太郎と猫族の話は一体どうなったのだろうか。短期集中連載の筈が収拾がつかなくなって、そのうち連載で片を付けるということにして中断したままなのだが、続きが書かれる気配が一向にない。忘れちゃったのかな。