なんとなく本を買う。
病院の次は図書館へ。『上野千鶴子が文学を社会学する』を返却し、L.ヘイフリックの『人はなぜ老化するのか』を借りる。『ひとめあなたに…』の本文中に出てきた「ヘイフリックの仮説」ってやつ*1。
その後、古本市場へ。500円分の商品チケットが送られてきたので、とりあえず何かめぼしいものを探して買おうという魂胆。ついでにいらない本を売る。『スラムダンク』完全版が一冊350円。あとは10円とか20円とか。締めて500円とちょっと。まあこんなもんだ。
文庫コーナーで小松左京の『SFセミナー』(集英社文庫/1982年)というSF入門書を見つける。新井素子さんの名前もちらっと出てくるのでゲット。その冒頭に書いてある必読のSF46冊を試しに探してみる。荒巻義雄からH・G・ウエルズまで出てくるそのリストの中で、あったのは高千穂遥の『ダーティペアの大冒険』のみ。量販店はSFに厳しい。
疲れてコバルト文庫コーナーの前でぼーっとしていたら、大和真也の『フォックスさんにウインクを』が目に入る。初版発売時の帯に新井素子さんが推薦文を書いていた本。あの帯は今後の課題だよなあと思いながら何気なく手にとってあとがきを読むと新井素子さんの名前が書いてあった。帯はないがとりあえず買うことにする。
コバルトとX文庫は3冊で105円の投げ売りである。コバルトでは他に氷室冴子の『白い少女たち』『さようならアルルカン』『なんて素敵にジャパネスク』(旧)を、X文庫ティーンズハートでは、この間読んだ折原みとの「天使」シリーズ完結編『永遠の見える日』と番外編『エンジェルBOX 天使からの贈り物』をゲット。全部で6冊。
105円均一の新書棚に昨年から話題の三浦展『下流社会 新たな階層集団の出現』(光文社新書)があった。読まないかも知れないがとりあえずゲット。
これでもまだ500円を超えない。宇能鴻一郎の著書を探したけれども無い。念頭にあった本はことごとく無い。どうしようか。結局橋本治『桃尻娘』(講談社文庫)を資料のつもりでゲット。
締めて525円。チケットとポイントを使って会計は0円。かかったのは車のガス代だけ。まあこんなもんだ。
*1:batacupさんの新井素子事典ではちゃんと解説が書いてあった。すごい。【batacup' room】http://ikebukuro.cool.ne.jp/batacup/blist.htm