日本酒関連キーワード作成。

はてなキーワードに日本酒関連の言葉がほとんど登録されていないのが不思議だった。確かにひと頃のブームは去り、最近は焼酎人気に押され気味とは言え、熱心な愛好者はまだまだ数多くいるだろうし、そういう人がはてなにいない筈が無かろうと思っていたのである。が、どうも登録される気配がない。なのでこの際、絶対によく使われている筈の単語を登録してみた。
それが「特定名称酒」「純米大吟醸」「純米吟醸」「特別純米」「特別本醸造」「本醸造」「吟醸」「吟醸香」「吟醸造り」「醸造アルコール」の10個。他に登録済みで内容を改訂したのが「大吟醸」「吟醸酒」「純米酒」「純米」「精米歩合」の5個である。原文を尊重したので書式は統一されていないが、事実関係は統一したのであまり不都合はないだろうと思う。諸兄のご批判を乞う。
改めて調べるといろいろ知らなかったことが判るのが面白い。「吟醸香」を俺は「ぎんじょうこう」と読んでいたのだが、ネットで調べた限りでは「ぎんじょうか」と読むのが圧倒的多数派であった。また、「吟醸」という言葉は日本酒に限らず醤油や味噌などの発酵食品全般に対して使われるというのも初めて知った。「吟醸造り」の烏賊の塩辛なんてのがあるのである。酒の肴には最高なんではなかろうかと想像しただけでよだれが垂れる。
上記の語句の内、「醸造アルコール」だけがかなりの私見が入っており中立的な記述とはなっていない。醸造アルコールが使われた酒が「本物」か「偽物」かなんていう下らないレッテル張りにはうんざりなのである。古来より伝わる製法を元に作られた物はみんな「日本酒」でいいじゃねーか、うまいかうまくないかだけを話したいのよ俺は、という気持ちがこぼれ出てしまった。キーワード編集という行為は議論をするためのものではないというのは承知の上で書いたので、より中立的な記述に直されても文句は言わない。
あとは掛川(旧大東町)の酒「開運」*1について、もう少し情報を追加したいと思う。蔵元のこととか、静岡酵母のこととか、「夏子の酒」のこととか。

*1:登録したのは俺ではないのだが、誤爆が多くて何やら申し訳ない気持ちで一杯である。しかしこの酒は絶品である。機会があったら「波瀬正吉」を飲んでみることをお奨めする。ちなみに意外にも静岡県にはおいしいお酒を造っている蔵元が多い。