雑誌調査の進捗。

SF関係の雑誌を入手したことはこの日記に書いた。で、まず『S-Fマガジン』を1978年から古い順に読んで、歴史的な流れを掴みつつ、新井素子さんの関連記事を捜そうと思っていたのである。
予想以上に捗らないので困った。中篇100枚一挙掲載でアシモフの「二百周年の男」*1とか川又千秋の「反在士の鏡」*2とか矢野徹の連載作家インタビューとかを、ついつい読んでしまうのである。このままでは1980年代に辿り着くのがいつになるのか判らない。
なので、とりあえず掲載情報を把握しているものからピンポイントで当たり、素研に情報を掲載していくやり方に切り換えようかと思う。年代順に読むのは後にして、こぼれた記事はその時に捜した方がいいんじゃないか。うーん、古い順に読むなら小説や作家インタビューはまるきり無視して、新井素子さんの名前が出てきそうな処(書評欄・読者投稿欄・イベントの告知・出版リスト・広告など)だけを読んでいけばいいのか。それでも時間はかかるよなあ。やはりピンポイント検索を優先するか。

*1:確か「バイセンテニアル・マン」というタイトルで『聖者の行進』(創元推理文庫)というロボットもの短編集に収録されていた筈。タイトルが違うから訳も違うかも知れない。

*2:新井素子さんが『週刊プレイボーイ』1982年9月21日号に掲載された大原まり子安田均との座談会「ライフスタイルのSF”を書いていきたい」で、最近読んで面白かったSFとして名前を挙げていた。がこの座談会は非常に怪しいので、本当に新井素子さんの発言なのかどうかは疑ってかかった方がいいかも知れない。