有川浩『図書館戦争』。
読了。amazonにて購入した本。「メディア良化法」により検閲が合法化された異形の日本を舞台に、図書館の自由を守るために結成された専守防衛の公的武装組織「図書隊」に所属する隊員たちの日常と奮闘を描いた長編小説。
面白い。この人の小説は文体のリズムが自分に合うようで、一度読み出すと止まらないし、どこからでも再読できる。会話が読んでいてマジ楽しい。超のりのり。ぶっきらぼうで不器用な人物が主役のボーイ・ミーツ・ガールというパターンは認識しているが、現時点では一向に飽きない。こうなったら行ける処まで行ってもらいたい。そして頼むからこの話の続編を出して下され。あの二人がこの先どうなるのかぜひ知りたいのであります。できれば手塚にもう少し焦点を当ててもらえると嬉しかったりする。
- 『図書館戦争』,有川浩,メディアワークス,1600円+税,ISBN:4840233616