小谷真理『星のカギ、魔法の小箱』。

読了。図書館で借りた。読売新聞2004年1月10日から2005年3月20日の「KODOMO楽しむ」面に連載された「小谷真理のファンタジー&SF玉手箱」を改題して収録した本で、対象年齢は小学校高学年くらいだろうか。図書館では児童コーナーに置いてあった。SFとファンタジーの解説書で、採り上げた小説の中には新井素子さんの『チグリスとユーフラテス』もある。

タイトルにでてくるチグリスとユーフラテスは、地球上で一番古い文明の地と推定されている地方にある大河の名前です。
ひょっとすると、これは人類の文明の最初と最後の地点から、ヒトの文明のことを考えてみましょうという意味かもしれません。それも、おかあさんとひとりの女の子との話として。

考えすぎじゃないかと思ったが俺の考えにはなかった視点だ。面白い。