読みたい本。

一日4時間の労働で一般社会人に比べ時間は有り余っている筈なのだがその割りに本を読まない。集中力が続かないのが大きな理由の一つではある。これと物忘れが激しかったりうっかりミスがやたらと多かったりするのは精神的不調の現れか。
そんな訳で時間はあっても読みたい本ばかりがたまっていく。今日は店長から小山ゆうの漫画『あずみ』を薦められた。友人でもはまっていた奴が確かいたような。『がんばれ元気』と『愛がゆく』は好きな漫画であるので『あずみ』にも興味が湧いた。読んでみたい。
漫画と言えば、古本屋で山岸凉子の『アラベスク』全4巻(文庫版)を買った。新井素子さんの中編小説「大きな壁の中と外」に登場するエデン・プロジェクト・チームのアントニーナ・スホワという人の名前はこの漫画が元ネタだと教えてもらったので確認するのだ。これから読む。
漫画では萩尾望都の『トーマの心臓』と『訪問者』を読み返したいのだ。これも新井素子さん絡み。他には谷口ジローの『散歩もの』と『シートン動物記』をまだ買っていない。読みたい。
漫画以外では『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』が未読。大泉実成ルポルタージュに読みたいものが色々。図書館の萩原朔太郎全集も全部読みたいし。小説は部屋の中に未読の山が。雑誌では『野性時代』4月号に掲載されている有川浩の短編はまたも『海の底』の後日談だそうなので読まねば。過去のSF誌のチェック作業もやらねば。
夢枕獏が自作のあとがきで、書きたいネタはたくさんあるがきっと書ききれない内に一生は終わってしまうのだろう、という意味の文章を書いていたが、これは読む側にも当てはまるんじゃなかろうか。読みたい本はたくさんあるがきっと読みきれない内に一生は終わってしまうだろう。勉強のための読書というのはしなければならないものだが、趣味としての読書はなるべく好きなものだけに絞りこんで読んでいきたいものだと思う。