讀賣新聞のコバルト文庫30周年記事。

朝日新聞4月14日付夕刊に掲載されたコバルト文庫30周年記事(素研:朝日新聞2006年4月14日夕刊)より前に、讀賣新聞にも同様の記事が掲載されていたようだ。YOMIURI ONLINEの本よみうり堂でその記事が読める。

新井素子さんの名前も本文中に登場する。

1976年5月に創刊。当初は、同社の雑誌「小説ジュニア」で執筆していた富島健夫ら既存作家による“ジュニア小説”が多かったが、次第に、若い女性作家たちが等身大の女の子の世界を話しコトバで描く表現媒体に。
先べんをつけたのは、女子校の寄宿舎生活を活写した氷室冴子クララ白書』(80年)、高校生デビューした新井素子のライトSF『星へ行く船』(81年)とされる。82年に雑誌「Cobalt」が創刊され、翌年から〈ジャンル不問〉で新人公募を開始。文庫オリジナル作品によるラインアップどころか、若者向け文庫そのものが珍しかった。

先べんと言いながらコバルト文庫デビュー作である『いつか猫になる日まで』を無視しているのは何だか気分が悪い。もちろん『星へ行く船』の方がコバルト文庫に於いては著名なのは確かだが。極めて個人的な感想である。
図書館へ本を返しに行くついでにコピーを取ることにしよう。