今邑彩『いつもの朝に』。

読了。図書館で借りた本。新井素子さんが『週刊ブックレビュー』で書評をするというので読んでみた。買ってもよかったかなと読み終わった今は思っている。クライマックスの辺りで自然に涙がこぼれて来て、ディッシュで何度も鼻をかまなければならなかった。会話によって徹底的に物事の是非を問い詰めるスタイルや出来事の一つなど、読みながら「雨の降る星 遠い夢」を思い出した。読後のさわやかな印象が胸に染みる。細かい瑕疵や疑問点もあるにはあるが、涙で全て押し流されたという感じ。すごくいい話。読んで良かった。
この本について新井素子さんや出演者に方々がどのようなことを話すのか、楽しみに番組を見ようと思う。