久世番子『暴れん坊本屋さん』。

漫画家兼書店員である著者が本屋さんの仕事を赤裸々に描き出したエッセイ漫画。その面白さはうちの店のマネージャーと店長が絶賛した程で、マネージャーなどは担当者(俺だ)に無断で1巻と2巻を5冊ずつ入荷させたくらいである。2巻は約1週間で売り切れてしまった。その内1冊は俺が買ったのだが、まさかこんなに激烈な反応があるとは、と驚いた。あわてて5冊ずつ追加発注を掛けたものである。
書店員にしてみれば共感を呼ぶ、または身に積まされる内容で、よその店の内情を覗き見する楽しさもあり、それが随分笑えるのである。書店員じゃなくても、本屋さんをよく利用する人ならきっと楽しめる内容なんじゃないかと思う。