近藤史恵『天使はモップを持って』。

amazonで注文した本が届いた。新書で読んだ時に好感を持ったのでこの文庫も読み返したいとは思いつつ、W杯のテレビ観戦で時間がないため後に回し、新井素子さんの解説だけを確認する。巻末に8ページにわたって掲載されていた。主婦業の中では掃除が嫌いだ、という話とこの小説の魅力について。
ちと力が抜けた件。

人に職業を聞かれた時、胸はって「兼業主婦です」って言えるもんね。(……いや……本業の仕事量がとても少ないので、「作家です」って言いにくいもんで。)

確かに最近の仕事量は多いとはお世辞にも言えないが、それでも著名な作家なんだから、そんな遠慮しないで堂々と「作家でござる」て言えばいいのにと思った。ご本人がそこまで気に病んでいたとは、ファンとしても胸が痛むのである。