夕やけニャンニャン編『ぜ〜んぶおニャン子』。

ネット古書店で購入。『ファンロード』1986年10月号のシュミ特「素子姫♥わあるど大事典」にて、この本の中で新田恵利が愛読書として新井素子さんの名前を挙げているとの記述があり、懐かしさも手伝って買ってみたものである。会員の自筆プロフィール中、新田恵利のページを見ると愛読書の箇所には確かに新井素子さんの名前があった。同志よ、という感じでなかなかうれしいものである。
参考までに全員の「よく読む雑誌、愛読書」をリストアップしてみよう。(書名は原文のまま)

20番と21番は俺が「夕ニャン」を見始めた時には既にいなかった。ファッション誌が圧倒的でコミック誌を挙げる人も多いのはさすがに普通の女子高生・女子大生である。小説を読む人はあまりおらず、コバルトを読んでいる新田恵利と三島を読んでいる永田ルリ子が一際目を引く。高井ちゃんは字を間違えてるのが可笑し可愛い。
しかしどうでもいいが、この本、『ぜ〜んぶおニャン子』というタイトルの割りに半分以上のページはライターの手によるやくたいもない文章で埋められており、内容はほとんどない。おニャン子たちの写真は満載なのでファンなら必携の本ではあり、判っていても騙されるのがファンというものではあるが、今見るとそのやっつけ仕事ぶりが少し切ない。