矢野徹『ウィザードリィ日記 熟年世代のパソコン・アドヴェンチャー』

読了。ネット古書店で購入した本。文中に新井素子さんの名前が登場することをきゃべつさんのサイト「たぶん他の人がまだ手を出してないと思われる新井素子情報」で知り、読んでみた。P.207、1988年1月12日(月)の記事より。

NHKTVで新井素子司会の科学番組で、コンピュータを使って頭蓋骨の形成手術の前に、どこの骨をはずして、どう形成するのかのシミュレーションを、立体的に見せていた。いささか感動した。飛行機やスペース・シャトルの空気力学的な渦の流れの表示などは、どう3D的に見せられても感動しない。頭蓋骨のほうが生命に直接関係しているせいだろうか。

この番組は何だろう。新聞の縮刷版で調べてみよう。
本の内容はかなり面白かった。俺は『ウィザードリィ』を一度もプレイしたことがないのだが、この日記を読んでいると無性にやってみたくなる。amazonで検索してみると、日記に書いてあったバージョン(I)はもう発売されていないようだ。当時の物をそのままやっても面白いかどうかは疑問ではある。しかしこの楽しい話に気分が同調できないのは何か悔しい。