『クロスワードハウス』2006年12月号。

書店にて購入。新井素子さんの連載エッセイ「今日もいい天気」は第31回。今回は人の家の窓に見る胡乱な光景について。「胡乱」と聞くと「練馬ウロン遺跡探訪記」を思い出す。『広辞苑』によると「胡乱」とは、

(1)乱雑であること。いいかげんであること。また、不誠実なこと。
(2)疑わしいこと。うさんくさいこと。

という意味であるらしい。今回のエッセイでは(2)の意味で、事情を知らなければ胡乱に見える窓の中、人それぞれの暮らしぶりというか発想が見えるのは面白い、という話。こちら田舎の方でもちらほらとイルミネーションで家のまわりを飾ったお宅を見る。都会の方から来た流行なのかね、これは。そういえば成増の旧エースブック成増店の近くに、庭の木の枝一杯にイルミネーションを散りばめ見事に飾り立てたお宅があったのを思い出す。
俺の部屋にも出窓があって、外から見た時に何の工夫もしていないのが前からつまらないとは感じていた。しかしイルミネーションはどうも住んでいる人間に対して優しくないような気がする。ジュビロ磐田のビッグフラッグでも張ってやろうかしらん。