『銀盤カレイドスコープ』が完結する。

新井素子さんが選考委員を務める集英社スーパーダッシュ小説新人賞の大賞受賞作『銀盤カレイドスコープ』が、今月発売される第8、9巻で完結の運びとなった。スーパーダッシュ文庫の公式サイトではそれを記念して特集が組まれている。

編集長である丸宝氏の「銀盤カレイドスコープ完結に寄せて」という文章の中に新井素子さんの談話が紹介されていた。

続編が次々に出版されると聞いて、審査員の新井素子先生から『ピート(第2巻までの男性幽霊)がいなくなって、続編は書いていけるのかな?』
と訊かれたことも忘れられません。

この心配は誠にもっともなもので、俺も同じような関心を持っていたことを思い出す(id:akapon:20040308#p2)。当初はあまりうまく行っていないと感じたが、続けて読んでいる内に相棒不在でも脇キャラに焦点を当てて話を膨らませる流れもありだなと思うに至った。
さて完結編、どんな物語を見せてくれるのか楽しみである。