忙しい。

年末を迎えて出版各社が一斉にコミックの新刊を大量投入してくる影響で目が回りそうなくらいに忙しい。新刊棚は一日ごとに総入れ替えするような状況である。その余波はコミック売場全体に及び、後から後から湧いてくる本をなんとか棚に収めようと美観を無視して詰め込む作業に没頭するハメになる。
今日は本来なら13時終了の処を16時まで残って仕事をした。品出しはまだ何とかなっているが、問題なのはスリップによる在庫管理である。残ってやってもスリップの整理が終わらない。終わらないと発注ができないのである。明日以降も残業をさせてもらう方向で店長に話してみようと思う。
それにしても年始は一体どれくらい売れるものなのだろうか。棚がガラガラになるとは聞いているものの、実際に目にした訳ではないのでより売れるための準備をどのようにしたらいいのかを考えているうちにタイムリミットが来てしまったという感じだ。売れるものの傾向が判らないながらもジャンプコミックスの売れ筋を余分にストックしたりはしているのだが、読みが外れた時がおっかない。今のところ業績が好調に推移しているのでその勢いをそのまま維持したいと考えることがプレッシャーとなって重くのしかかるのである。これがまたうまくいかないもので、サンデーの『MAJOR』などは既に初めの方の在庫が切れてしまった。絶対に売れるのに手配をしなかったのは迂闊であった。
年始に向けてどこまで準備を整えることができるか、今しばらく悪戦苦闘が続くのである。